Seize the day!! インドネシアの空の下

宗教

インドネシアは多宗教国家です。

イスラム教、キリスト教、仏教、ヒンドゥー教。

国民は、この4つか、政府が認めた宗教に属さなければいけません。

すべてのインドネシア人が持つよう義務付けられている身分証明書にも、

名前や顔写真、誕生日などと同じように“宗教”の欄があります。

私も「どこから来たの?」と同じ感じで「宗教はなに?」と、よく聞かれます。

「無宗教」と答えるのはタブーとされているので
(神をも恐れない変人と思われてしまうらしい…)、

とりあえず「仏教」と答えてみるものの、神社にもお寺にもお参りに行く、

家には仏壇も神棚もある、教会での結婚式にも参加する、典型的日本人な私。


そんな私にとって、人生初めてのイスラム教社会での生活は驚くことの連続です。

まず礼拝。朝4時半頃から始まり、昼、午後、夕方、夜と、1日5回。

モスクのスピーカーからすごい音量のアザーンが流れ、

来たばかりの頃はいちいちびっくりしていましたが、

今では朝のアザーンにも気づかず寝れるようになりました。

この礼拝は、モスクまたは家で、メッカ(サウジアラビア)の方角に向かって行います。

会社や空港には、お祈りするための部屋があります。



そして食事。イスラム教徒にはいくつかの食事制限があります。

有名なのは豚肉とアルコールの禁止。

私も今までタカラールで豚を見たことがないし、お酒も飲めません。

他の食肉も、特別な方法でさばかれた肉しか口にしてはいけないそうです。

普通の加工食品は「HALAL」マークが書かれていれば、

イスラム教徒が食べてもよい食品で、お菓子でも調味料でもなんでも書かれています。

日本では豚肉もお酒もとくに好きではなかったけど、

「食べるな、飲むな」と言われると、無性になつかしくなります・・・。

そして服装。

男性は普段の服装に決まりはないようですが、

礼拝の時にはサルンという布をズボン代わりに腰に巻き、上はワイシャツ、帽子をかぶります。

最初、柄のサルンに柄のワイシャツ(バティックというインドネシアの伝統的な布で、派手な模様)

という組み合わせを見た時は、「おぉ…」と、ちょっとビックリしましたが、見慣れるものです。

女性は、人前に出る時はジルバブという布で頭を覆い、腕や足を隠す服装が原則です。

しかし、この赤道直下。

とにかく暑いこの国でその格好をずっと保つのは至難の技のようで、

村のほうへ行くとサルン1枚を体に巻いて家の前の井戸で堂々と水浴びしている光景や、

Tシャツにハーフパンツの人もよく見かけます。うーん。

たまに「ナオコ、イスラム教に入りなよ。天国に行けるから。」とお誘いを受けます。

たしかに彼らがアッラーにお祈りする姿は美しく、信じる姿は神聖な気がします。

でもここで暮らしてみて、私も1日5回礼拝の彼らほどではないにしても

私も日本の神様や仏様を信じていることに気付きました。

神社やお寺で何かを誓ったりお願いごとをしたりするのは、

思っていた以上に私の心を安らかにしてくれていたんだと。

協力隊が決まってからは、しょっちゅう地元の神社に行って

色んなことを想ってお参りしていました。

「祈る」という行為が日常のインドネシア人を見ていると、

私も「神社に行きたいなぁ」って、ふと思うことがあります。

やっぱり私は日本人です。



今月末から、イスラム教徒の皆さんは1ヶ月の断食月に入ります。

ちょっと緊張…。
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by naoko-Indonesia | 2011-07-04 18:53 | インドネシア文化

JICA青年海外協力隊          尚子のインドネシア日記           スラウェシ島 タカラール県          青少年活動隊員          (平成22年度2次隊)
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