Seize the day!! インドネシアの空の下

カテゴリ:任地活動( 31 )




活動報告その2-①

その2-①です。



プントンド小学校


このプントンド集落は海藻養殖が盛んな漁村。

タカラールの半島の先端に位置し、地図で言うと「K」の字の1番左下。

行き止まりで先には海しかなく、お隣ジェネポント県が対岸に見えるけど

海を渡るか、大通りまで1時間かけて戻って行くかしかありません。

こういう環境のこの集落はタカラールの人からも「僻地」と言われ、

みんな行くのを嫌がります。

この集落は昔からの慣習が根強く、地域住民の教育への理解が低いので

海藻の収穫期になると子どもたちは学校に行かず家業を手伝い

お金を稼ぐことを覚え、

学校を長欠したり辞めてしまう子どももいます。

タカラール県内には中退者向けの学校もありますが、

小学校レベルはすでに閉鎖されているので、

あとで大人になって卒業証書の重みに気づいたときにはすでに遅い、というケースも。

それをどうにか少しでも改善できないかと活動してきたのが・・・


2-①総合学習

「その科目は担当の先生がうちの学校にはいないから」と、

いないからと言って放っておいていいはずもないのに

1コマ子どもたちを放置する先生たち。。。いつものことだけど。

それならばその時間を私がもらって直接子どもたちに教えようと、

CPのPPLHスタッフと一緒に3-6年生の授業を受け持ちました。

目的は・・・

・家族、友達、種族、民族を超えて周りの人を敬うことの大切さを知ってもらう

中華系インドネシア人や肌の黒い人をバカにしたり、すぐに喧嘩したり、

他の宗教に対して差別的な発言したり。。。私も最初「China~!」って笑われました。

中華系と間違われるのはべつに良いんですが、

そこに含まれるバカにしたようなニュアンスの善悪については

絶対に子どものうちに気づいてもらいたいと思った。


・自分の周辺にある環境を知り学ぶことで、その大切さに気づく

・子どもたちに学校を楽しいと感じてもらうことでモチベーションの向上につなげる。

・先生たちに資金を必要としない授業方法を提案


CPダニーとシラバス作りから始めて

アクティビティやレクリエーションを取り入れながら授業を続けた結果・・・


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子どもたちが毎週この授業を楽しみにしている様子を見た先生たちが

少しずつ授業に参加して手伝ってくれるようになり、

いつの間にか子どもたちは私の授業の準備や片づけを手伝うようになり、

私のへたくそなインドネシア語を笑わなくなり、

私にマカッサル語で話しかけてからかうこともなくなり、

静かに話を聴くようになり、

落ちてるゴミを拾ってゴミ箱に捨てるようになり、

びっくりするほどの変化が見られました。




でも、「ザ・協力隊!」のような

子どもたちと隊員が微笑みあってる・・・みたいな図はなく。現実。

最初は大きな声じゃないと誰も聞いてくれなかったし、

授業中でも喧嘩始めるし騒ぐし、

私も叱るときは本当に叱ったし、

いろいろあっての結果でした。


本気で叱ったときは、さすがに子どもたちもビックリしたみたいで

私が怒って日本に帰ってしまうと思って泣いてしまう子も。

うまい叱り方を知らない私は、

しまった・・・と後悔もしたのですが、

結果、子どもたちは素直に受け入れてくれました。





私は算数も国語も社会もまともに教えられないけど、

「学校に行くのが楽しい」

「がんばったのを褒めてもらえて嬉しい」

こういう感情を子どもに感じてもらうことができたこと、

それでよかったと思います。

そこから先は先生たちに。
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by naoko-Indonesia | 2012-09-29 23:57 | 任地活動

活動報告その1

切羽詰まってる感まる出しですが、2年間の活動を少し紹介します。



PKBM SEHATI(住民学習活動センター)での活動


前任者はこのPKBMのPAKET(学校中退者向けスクール)の生徒に

アクセサリー作りを教え、生徒の自立支援をしていました。

2代目で後任のいない私は、このアクセサリーを今後も継続販売していく先が必要と考え、

販路開拓をすることに。

その結果、タカラールで1軒(私のもう1つの活動先PPLH)と

マカッサルのおみやげ物店で販売契約を結ぶことができました。

過去の記事はコチラ→2代目
              完売御礼!



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パノラマの店長さんとHAWA。これから仲良くやっていってね。





そして、以前からのキーホルダーとブレスレットに続く新商品を考えています。

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私の帰国時点までに商品化にこぎつけたのは

南スラの伝統織物「スットラー」を使ったシュシュとヘアーバンド。

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店長さんがラッピングも含め気に入ってくれたので、

すぐに発注となりました。

きっと今ごろHAWAがせっせと布を買って用意していると思います。

手縫いで作れる商品なので、ミシンを持っていない生徒でも大丈夫。

他の正規職に比べればわずかな収入ですが、

自分で作ったものが売れることで

学校を中退したことに対する引け目を感じずに

自信を持って将来自立していってほしいと思います。





他にも、パンダン椰子から作るカバンやスリッパ、

貝殻から作るブローチなど、

まだHAWAと試作を相談していた段階のものがあって、

本当は最後まで見届けたかったけど、私の力不足でした。


思い返せばキリがなくて、

新商品開発や販路開拓にもっと積極的になれば、

もっと意欲を引き出す努力をすれば、

もっとシビアに生徒に接していれば、

より成果は増やせたんだろうけど、

郡教育局の事務仕事もあるHAWAや、

今までのんびりでやってきた生徒たちのペースを乱してまで

活動成果を求めたくないっていうのもあり、

私にできたことはここまで。

彼女たちの興味関心を引き出すことはできたので、

あとは彼女たち次第かなと思っています。







そんなHAWA、私がジャカルタに来てからほぼ毎日連絡があります。

昨日の電話では嬉しいニュースが。

来月開催される南スラウェシ州全体の教育フェスティバルで

このPKBMが他の郡を抜いてタカラール代表として出場することになったそうです!

このPKBMの活動がきちんと評価されたことは私にとっても嬉しいことです。


今後はHAWAがモチベーションを保って

この活動を続けて言ってくれることを願います。
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by naoko-Indonesia | 2012-09-29 23:50 | 任地活動

バリ日本人会 エコカルタ

以前バリで見つけたすばらしいもの。


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ウブドで見つけて、買って帰ってきました。

日本文化のカルタと、インドネシアで深刻になっている環境問題について

遊びながら学べるなんて良いアイディア!

内容はすべてインドネシア語です。




先日さっそくPPLHで試してみました。

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カードをとったら、その裏に書いてある環境トピックについての説明を読みます。





その内容もすばらしいのですが、それに加えて

・ルールを守ること。

・読み手が読み終わるまで最後まで聞いてからカードをとること。

・友達が説明を読んでいる時は静かに聴くこと。

・説明を読む人は間違っても良いから大きな声でゆっくり読むこと。

・・・などなど、だいぶプラスアルファの効果が。

ふだんは恥ずかしがって人前で文章を読まない子も、

この時ばかりは自然と堂々と読んでいました。

マカッサル語ばかりでインドネシア語に触れる機会が少ない子どもたちにとって

読書するように文字を読むのはとても大切なことなので、

本当に良い教材です。


ロハナがところどころプントンドの状況に合わせて説明を加えてくれて、

より濃い内容になりました。










バリ島の日本人会の方々が作った教材が

スラウェシ島の子どもたちの意識を変えていく、

島は違っても同じインドネシア、

日本人の私がインドネシアの為にできること、

残りわずかだけど、悔いの無いように。
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by naoko-Indonesia | 2012-08-29 20:30 | 任地活動

愚痴らせてください

今日はカウンターパートのダニーと教育局へ

帰国報告の日程についてJICAレターを持っていきました。

隊員は帰国前に配属先で2年間の活動成果を報告するのが慣例で、

配属先は要請した隊員がどのような活動をしたのか把握する為に

帰国報告会をセッティングします。

(JICA側に自分たちの協力隊との“成果”についてアピールする意味でも)








と・こ・ろ・が














何を勘違いしたのか教育局側は

ナオコがプレゼンしたがってる、と。

しょうがないからじゃあ場所を借りてあげる。

レンタル料は用意してね、と。



























そうじゃなーーーーーーーい(`д´)!














私のインドネシア語が間違っていたのかと不安になるような、

「さぁ、私がここにいるのはどうしてでしょーか?」と思わず聞かずにはいられないこの状況。

べつに報告会は必要ないならいいんです。

ジャカルタから調整員が来て、教育局長と活動について話すだけでも。

報告会のために活動してきたわけではないので。

もっと言えば、公務員のためにいるわけではないので。

ただ悲しいのは、

私は一体どなたの要請でここに呼ばれたのか、

ここに協力隊が存在している理由、

その意味をまったくわかっていないこの態度・・・。

いつまでも受身の「ナオコに付き合ってあげる」的な姿勢。

私が来てあげてるなんて思ったことは1度も無いけど、

まるで私がお願いしてここにいさせてもらっているかのような口ぶりに、

おかげさまで強くなったインドネシア語で思わず

良からぬ言葉を吐いてしまうとこでした。

ここの公務員の自覚の無さには開いた口がふさがりません。

人事異動などで、今いる職員みんなが私の派遣理由を知らなくてもしょうがない。

私はここの公務員のために派遣されたわけではないし、

こんなことは日常茶飯事なのですが

最後の最後まで本当に教育局の職員には残念としか・・・



彼らは座っていればお給料がもらえる身分で、

実際に現場を見ることはまず無いし、

私の活動にも協力はほぼゼロです。

協力隊の存在も彼らにとっては「お人形」。

「うちにはJICA、KOICA、ユニセフ、CIDAなどなど・・・が入っているんですよ。

こんなに支援団体が入って、教育局は現状改善に力を入れてますよ。」と。

呼ぶだけ呼んでおいて、あとは放置。

名前を使いたいだけ?

ハコモノ援助がほしいだけ?
(実際KOICA(韓国)は幼稚園とかドーンと建てるし、ユニセフはPCとか高額な寄付するし)

援助慣れしながらも、

自分たちが援助されている立場であると言う自覚なしでプライドは高く、

自助努力の気配ゼロのタカラール一部公務員。


それでも少しでもタカラールの村落部の現状に関心を持ってもらおうと

自分なりに教育局にアピールしてきたつもりだったのに。

まったく響いていない・・・。





彼らの最近の関心事は10月の県知事選。

地方分権の進んだインドネシアは、公務員の人事権も県知事が握っています。

なので、公務員たちはどの候補者を支援したら自分の出世に有利か、その画策に忙しい。

地位とか名誉とかお金とか、

そういうものにとらわれて、

同じタカラールの問題なのに目が向かないここの一部公務員。





ダニーも苦笑いです。









でも、まじめに働く公務員も絶滅寸前ですがもちろんいます!

そういう同僚がいることがささやかな慰めです。

日本人からしてみたら、ただ普通に働いてるだけなんだけど

私にとって「普通に働く」インドネシア公務員は国宝級・涙
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by naoko-Indonesia | 2012-08-28 23:08 | 任地活動

ヤングリーダーズ研修

今日はマカッサルのJICAオフィスで

「ヤングリーダーズ研修」の説明会がありました。

これは、インドネシア政府とJICAが共同で、

35歳以下のインドネシア人を保健、環境、教育など分野別に

日本での短期研修に送るプログラムです。


今日は教育プログラムの説明会。

派遣枠のうち、3枠をインドネシアの教育系協力隊員が推薦することができます。

私は活動しているプントンド小学校のルクマン先生を推薦しました。

彼はタカラールの公務員にしてはまともで、しっかり授業するし、

他のクラスの先生が来ないと、黙ってそのクラスの授業もします。
(他の先生はしない。いつものこと・・・?)

私の総合学習を手伝ってくれるのも大抵この先生。

プントンドの現状を、このままじゃいけないって

1対1とかだと真剣に話すんだけど、

校長先生とか目上の先生がいると黙ってしまう。。。もったいない!
(年寄り先生たちはお給料もらえればもう面倒なことはしたくない性格)

うーん。。。がんばってほしいんだけど。27歳。



教育局の同僚にこの研修のこと話したら絶対に

「俺が行く!」

「うちの家族を行かせて!」

って言われるので、ぜっーーーーーーっったい推薦なんてしてやるもんか(>_<)

今まで私の活動に全然協力してくれなかったくせに

自分の経歴のために行きたいの見え見えだし、

タカラールの教育にちっとも還元されないのも明らか。

ここの公務員、本当にがめついんです。

と、若干グチも入っていますが。



ルクマン先生には、この研修をきっかけに

「JICAで日本に行ったことある~♪」っていうだけじゃなく、
(残念ながらこういう参加者が多い・・・JICAとイ政府のフォローが甘いと思う)

「日本でこんなことを見た。聞いた。知った。発見した。体験した。学んだ。

だからプントンドではこういう方法もいいんじゃないかと思う」って

少しずつでも行動していってほしい。

と言っても、研修自体は来年1月なので(よりによって真冬!)私はもう日本。

研修後に一緒に活動できなくて本当に残念すぎる。

あと1年あったらなぁ。

どうか良い効果がありますようにと願うばかり。

ルクマン先生と、CPのダニーとロハナとうまく連携して、

私が帰国した後もプントンドの活動がよりよい方向に進みますように。




・・・でもその前に、ルクマン先生が政府のコンペティションに通りますように。。。
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by naoko-Indonesia | 2012-08-14 21:19 | 任地活動

ちょっと前の活動報告

ちょっと前どころか5月の活動ですが。



残り任期半年をきっていた私は、

保護者の学校への理解を促したり、

先生たちのモチベーションアップを後押ししたり、

学校運営委員会の活動の活発化をはかったり、

これ全部軌道に乗せてから帰国するには時間が足りず、

おそらく任期延長どころの話ではなく、

インドネシア人のペースに合わせて数年かけて

インドネシア人の手によって

少しずつ改善されていくのが1番だろうなと考えていました。

よくよく考えてみれば、

何十年もかけて積み上げられてきた慣習を、

たった2年で外国人が解決できるなんて、それこそ奇跡。

私の役目は種をまくこと。

それか種をまく土を耕すこと。

仲間を見つけて一緒に耕すこと。

その仲間が私の帰国した後も水やりして、

彼ら(インドネシア人)自身の手で芽を大事に育ててもらうこと。

もっと成果残せって言われるかもしれないけど、

私にできるのはこれが精一杯。

私にとってこの仲間がCPであるダニーとロハナはじめPPLHのスタッフたち。
(以前の記事はココ)


彼らに、私がいなくなったあとも土を耕して活動を続けていってもらえるよう、

彼らの力になってくれる人やヒントになるような経験を残せないかと思い、

お隣ゴワ県のNGO“The Gowa Center"との勉強会を開催しました。
(以前のゴワセンターの記事はココココ)

NGOで働くインドネシア人が感じていること。

過去にどんな問題があってどう乗り越えたのか。

今ある問題に、何かいい解決方法はあるか。

NGOで働いていて、どんな嬉しいことがあったか。

きっと県は違ってもシェアすることで見えてくるものがあるんじゃないかと。

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               (ファシリテーター役です)








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               (JICAからナショナルスタッフも参加してくれました)



ディスカッションは終始アクティブ。

途中から私は完全に裏方、彼らに任せても話題が次々に出てくる出てくる。




そして、最後には両NGOの参加者から

「参加してよかった。」

「たくさんのヒントと心強い仲間を得た。」

「ナオコ企画してくれてありがとう。」

「また参加したい。」

「次回は住民も加えてやろう。」など、

本当に嬉しい感想が。



時間が空いてしまったけど、

来月には住民を加えた意見交換会を開く予定です。





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                (本当にいい仲間たちに出会えて幸せです)

























そしてついでに、この活動が州の新聞に載りました。

全編インドネシア語ですが・・・ 「Tribun Timur」
http://makassar.tribunnews.com/2012/05/16/gowa-center-dan-pplh-puntondo-bertemu
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by naoko-Indonesia | 2012-08-07 23:54 | 任地活動

結果、引き寄せられた

今日は長文・乱文です。
ごめんなさいー。





私の職種は「青少年活動」です。

協力隊の数ある職種の中でも、

要請内容にかなり幅があり、その活動は隊員によって全く違います。

音楽や図工の情操教育、孤児院の運営補助、少年院や更正施設、日本文化紹介、

スポーツ振興、ストリートチルドレンのケアから学校外教育などなど・・・。

本当に様ざまです。



私は、いま活動しているインドネシアのタカラール県の要請が第一希望でした。

ありがたいことに第一希望で採用されましたが、

第二、第三希望はセネガルでした。

合格した当初は、

ふと「学校外教育」という漠然としたこの要請に不安になって、

「セネガルの要請のほうが明確で良かったかな・・・」なんて

思ったこともありました。

合格できただけでもありがたいのに、隣の芝生は青々と見えていた・・・

(たしかセネガルは村落部の子どもへの保健衛生指導と情操教育でした)




そしてまったくもって今さらの話ですが、本当のところ、

この多様な要請の中から

ストリートチルドレンの案件を希望したかったのです。

(今のインドネシアでの活動に不服があるわけではなく!)




協力隊に来る前に訪問したいくつかの国で、

いつも気になっていた路上の子どもたち。

渋滞する車のあいだをすり抜け、

排気ガスで汚れながら、

石ころを入れた缶をマラカス代わりに歌を歌い、

乾季には信号待ちの車の窓を勝手に拭き、

同情を誘うような表情で、

お金をせがむ子どもたち。



何を基準に「ストリートチルドレン」というのか、

そのはっきりとした定義はわからないけれど、

彼らの姿は私にとって本当に強烈な印象となって残りました。








「彼らのことを知りたい。」









そう思いました。




そして数年後、そういう経験もきっかけになって協力隊を受験するとき、

残念ながら該当するのは「男性隊員」という条件付き要請のみでした。たしか。
(実際、受入れ先要望や安全面などから、要請には様ざまな条件が課されています。)

こればっかりは覆せない。と。

そこで当時出ていた要請の中で1番自分に合いそうなもの。。。と思って

選んだのがインドネシア・タカラール県。

中退者向けスクールや職業訓練講座のプログラムサポート。
(妥協したわけじゃないですよー。インドネシアを選んだ理由は他にもあります。)


途上国でよく言われているのが、

村落部で一次産業に従事していたけど天候などで収入が悪化、

仕事を求めて一家で都市部に移住するも、

親は学校卒業資格も技術も無いので雇ってもらえず(インドネシアは資格が重要視される)

定住地もなく、路上やスラムに住むようになり、

子どもたちが生活のために路上に出るようになるというケース。




もしも、もしも、親に卒業資格があったら?

もしも、親に仕事が見つかっていたら?

理想論かもしれないけど、子どもは路上で働かずにすんだかもしれない。

その子どもには違った生活、違った将来があったかもしれない。


そう思い、いまの活動をするに至っています。(過去の記事はコチラ

学校を中退しないことが、いつかの将来の選択肢を残す1つの道になるように。

卒業資格がなかったことで、夢をあきらめなくてもいいように。

簡単に手を差し出してお金をせがむような生き方を

1人でも多くの子が選ばなくて済むように。





とは言え、今も今日もストリートチルドレンは存在しているわけです。

タカラールにはいませんが、

州都マカッサルの大通りやショッピングモールの周辺、港、モスクや教会の近くなど

よく目にするので、気になっていました。

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ですが、目にするものの、今まで何も行動を起こせなかった私。

きっと私が短期旅行者だったら、偉そうに、

「あげる人がいるからいけないんだよ。

“手を差し出せばお金をもらえる”ことを覚えたら、子どもたちはゲーム感覚でやるよ。

あげるほうの意識改革が必要だね。でもそれってこの短い滞在じゃ私にはできないよ」

とか、なんとか言ってたと思います。




でも、現実に私はここに住んでる。

何か少しでも行動する時間は残ってる。

もちろん気をつけなければいけないことが色々あることもわかってるけど、




「彼らのことを知りたい」




こんな機会、日本に帰ったらもうないかもしれない。






そう思って悶々としていたところ・・・・









(やっと本題です)















結果、引き寄せられました。












きっかけはマカッサルの環境教育隊員。

彼女の活動しているNGOが、環境セクションとは別に

マカッサル市の福祉局と協働で

ストリートチルドレンに対するケアプログラムを作るとのこと。

しかも今後、青少年活動隊員を要請したいと。


私の活動を知っていたこの隊員は私のところに話を持ってきてくれ、

タカラールでの活動がない日に参加してみないかと紹介してくれたのです。

そしてこのNGOスタッフと話したところ、

彼らは私のタカラールでの活動や教育局での経験に興味を示してくれて、

帰国まで残り3ヶ月でも一緒に活動しないかというお誘いをいただきました。





そして昨日、

このNGOスタッフたちと路上へ。

スタッフたちは子どもたちのリストを作成する為に

すでに何度か現場に行っているとのこと。

今回の目的は、プログラムの内容をストリートチルドレンの保護者に説明し、

承諾を得るというもの。

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子どもたちも保護者も、明るくて、気さくな第一印象でした。
(きっとスタッフがいい関係を築いてるんだと思います)

プントンドの子どもたちと同じように笑い、照れて、一生懸命話してくれる。

やっぱり実際に見てみなくちゃ、聞いてみなくちゃわからない。
(過去のブログはコチラ)



でも、スタッフが保護者に説明している最中、

子どもはいきなり車道にぴょんと飛び出して、

信号待ちの車やバイクの間をすすすと抜けて、

なんのためらいもなくドライバーたちに手を差し出し、

お金を手にすると親のところに走って行き、渡す。

そのあんまりにも自然なしぐさに、

この子がこういう生活をし始めてからの時間の長さを感じました。




排気ガスにまみれて、

交通ルールを守らないバイクや車の間を駆け回り、

見ず知らずの大人に悲しげな表情で手を差し出し、

お金を手にする。

きっと嫌な思いをしたり、つらいこともあるだろうけど、

それでも、まいにちまいにち繰り返す。


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そんな彼らに、私が残りの時間でできることはなんだろう。




タカラールでの本来の活動がメインだし、

なのに欲張りなのはわかってるし、

時間があんまり残ってないこともわかってるけど、

何もせずには帰れない気がするんです。

知ってしまったから。




こうして、まさかインドネシアで思いもよらないところから

「結果、引き寄せられた」このご縁を大事に、

自分の役割を見つけ、

エゴでも自己満足でもなく、

何か少しでも、本当に小さなことでも、

役に立てたらいいなと思います。
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by naoko-Indonesia | 2012-07-08 02:06 | 任地活動

たとえば、この1週間

月曜日 午前;教育局で報告書作成
     
     
      午後;学校中退者向けスクール(PAKET C)に行くけど生徒来ず・・・
         HAWA(このスクールの管理をしている郡教育局職員で
         私の前任者のカウンターパート)と今後PPLH(私の活動先NGO)で販売する
         パンダン椰子を使った商品の打ち合わせ



火曜日 午前;活動している村の村長さんの家に行き、今期の活動報告
         (この村長さん、以前JICAのマンゴーのミバエ駆除プロジェクトでジャワに
          研修に行ったことがあるとか。そして私の活動している集落に生えている
          マンゴーは実はJICAの援助とのこと。知らなかったー!
          「日本の援助は顔が見えない」とよく言われてるけど、こういうこと?
          でもJICAの看板が無くたって、
          こうして数年たった今も立派に育っているのは
          すでにこの村の人たちの努力の成果であって、
          JICAのことを忘れずにいてくれる人がいてくれて、
          それでいいんじゃないかなぁとも思う。)
 
 
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          左端が私のカウンターパートPPLHスタッフのダニー。
          その隣がイギリスVSOからボランティアに来ているカナダ人のマーガレット。
          真ん中が村長さん。
          右端がマーガレットのカウンターパートでPPLHスタッフのムリー。 
          この日は乾季に入ってから久々の大雨で涼しかった・・・。
    
     
      

      午後;課外補習授業
          雨だったので子どもたちも少し。雨でも来てくれて嬉しい。
          塗り絵をしながら色の勉強と、掛け算練習。
         
    
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水曜日 午前;教育局の他の課に異動してきた新課長に挨拶

      午後;PAKET Cに行くも、やっぱり生徒来ず・・・
         HAWAと、PPLHでのブレスレット販売売り上げ代金の清算
         (作ってるのはこのPAKET Cの生徒と卒業生)
         PPLHには大学や高校から環境教育の課外授業の生徒がたくさん来るので、
         ありがたいことに記念のお土産として順調に売れています。


木曜日 朝~夕方 PPLHで今期セメスターの振り返りと来期の活動構想をシェア。
             Puntondo小学校に行くが、校長先生は市場に行っていて不在・・・
             クラス担任の先生2人と少し話すと、来期はもっと先生の役割分担を
             名指しで明確にしたほうがいいと画期的な意見が!
             まさか先生側からそういう意見が出るとは驚き。


金曜日 午前;Puntondo小学校の先生たちと今期セメスターの評価会議
         来期はもっと先生たちと「協働」で授業をすることを提案。
         前日の意見を受けて、先生たちにもっと積極性を求める。
         校長先生は「うん、うん、いいね」って、相変わらずのらりくらり。。。
         
     
      午後;評価を受けて、来期の活動計画をダニーと打ち合わせ。
         来期と言っても私は3ヶ月しか関われないので、話していても
         なんだかしんみり・・・。


土曜日 午後;タカラールでの活動は無く、ゴワ県NGOの会議へ。
         このNGOが支援している幼稚園、小学校、特別支援学校の校長先生と
         村長さん、保護者の会議。日本の教育についていろいろ質問される。
         こんな風に活発な意見交換がPuntondoでもできるようになると
         いいんだけど。
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日曜日(今日)  部屋の掃除と三線の練習(隊員仲間から借りて練習中)       




そんな1週間。
          
          
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by naoko-Indonesia | 2012-06-24 23:52 | 任地活動

インドネシア的 二宮金次郎

小学校の壁に描かれている絵です。

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水牛の世話をしながら・・・勉強。



実際に水牛に乗った子どもを見た時。

その男の子は、水牛に乗って悠々と車道を歩いていました・・・。

ビックリして同僚に「昨日、水牛に乗った子どもを見た!!」って言ったら、

「あぁ、普通の牛は嫌がるんだけど、水牛なら大丈夫」と。

あ。。。そうですか。

自分の常識がここでは通用しないということを忘れてました。
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by naoko-Indonesia | 2012-06-21 23:15 | 任地活動

完売御礼!

学校中退者向けスクールの生徒&卒業生とその姉妹が作るブレスレット&ストラップ。

詳しくは過去の記事コチラ

私がいま一緒に活動してるNGO(PPLH PUNTONDO)の

環境教育施設に置いてもらってました。

インドネシア全土からお客さんが研修に来るので、記念お土産用に。

b0200971_042054.jpg





まずは試しに・・・とブレスレット45個とストラップ45個を納品。

そして先週、ブレスレット完売との連絡が!!!

ストラップも15個売れたとのこと。

再発注の依頼もいただきました。



ほんのわずかな数だけど、

こうしてタカラールで売れたことが嬉しく、

HAWA(このスクールを担当している教育局職員で、前任者のカウンターパート)も、

これからは私が帰国しても自分で直接PPLHスタッフとやり取りできると

張り切っています。

そういう張り切るインドネシア人の姿を見れるのがさらに嬉しい。




さらに!

PPLH側から新商品の依頼まで!

試しに識字教室の生徒が前に作ってたロンタール椰子のかばんを持っていったら

思いのほか反応がよく、ぜひ改良して商品化してほしいとのこと。

識字教室自体はすでに終了しているのですが、

卒業したけど職が無い村のおばちゃんたちを募って

グループを作ってみることになりました。

これにはHAWAもさらにやる気満々。

そんなHAWAの姿を見てたら私も力が湧いてきます。



残念ながら私にはロンタール椰子を編む技術は無いけど、

でも私には外国人の特権で広がった人脈がある。

人と人とをつないで、人を集め、さらに広げてよい方向に向けていく。

そのお手伝いをするのが私のここでの役目の1つだと、最近思います。
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by naoko-Indonesia | 2012-05-06 00:45 | 任地活動

JICA青年海外協力隊          尚子のインドネシア日記           スラウェシ島 タカラール県          青少年活動隊員          (平成22年度2次隊)
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